「だって…朝は言わないって……」


「うん。だから僕も色々と考えたんだよ。そこら辺、分かってくれる?」


笑みを浮かべたまま遊佐先輩は言い放った。


「さぁ送るよ」


「……待って、下さい…」


「うん?」


「あたしは、どうすればいいですか?…どうすれば、湊を助けられますか?」