◇栞side◇


「栞さんは何食べたい?」


「いえ、おかまいなく…」


「じゃあ僕と同じもので」


『かしこまりました』


………何であたしは遊佐先輩とホテルにに居るんだろう。


「さぁどんどん食べてね」


ニッコリと笑い、料理を進めて来た。


「…あの……何であたしはここに連れて来られたんですか?」


「何でって…僕が君と話したかったからだよ」