開けた瞬間目に飛び込んできたのは、 規則正しく、揺れる肩。 その音の正体は、俺のベッドで寝ている人のものだった。 「起きろ、加恋」 そう、寝息の正体は加恋だった。 優しく体を揺らす。 「・・・・んっ」 加恋の口から、声が漏れた。 エ、エロい・・・・ さっきより強めに揺らしてみたが起きる気配はない。 だから、何とも無防備なその小さな唇に ーチュッ キスを落とした。