「送信っと」 ケータイの画面には、送信完了の文字。 いつも、病院で一緒にいたからメールなんてほとんど使った事がない。 少し緊張してた気持ちがスーッと消えていく。 ふと、ドアの方のベッドを見つめる。 キレイに整えられたベッド。 さっきまで、龍斗のベッドだったんだよね そっとそのベッドに歩み寄る。 そして、ドカっとベッドに寝そべる。 ーギシッ スプリングが軋む音だけがきれいに部屋に響いた。