「私、医師の人から20歳までしか生きられないって言われてるの」 ほんとは、こんなこと言いたくなかった。 だけど、 龍斗に何か隠そうとすると胸が痛むの。 だから、少しでいいから聞いてね。 「でもね、私はいつ死んでもおかしくないの。だからもしもの為に」 「・・・・・・。」 「私は生きてたんだよって証を残していたいからなの。自己満足にしかすぎないけど」 ダメ・・・ 今は泣いちゃダメ・・・。