「そんな、毎日書くことあんの?」 「書くことない日なんてたくさんあるよ。でも、そういう時は出来事じゃなくて違う事かくの」 「違う事??」 「うん。その日の感情や不安、人には言えない事とか」 今、龍斗はどんなことを思って私の話を聞いているんだろう? どこか遠く見つめている横顔からは何も読み取れないや・・・ 「でもね、私が日記を書き続けている1番の理由はね」 ダメだ・・・ 私、龍斗の前だと何も隠せない。