「姉ちゃんっ!」 翌日、午前11時。 さっきまで静かだった病室に元気な声が響いた。 その声の主は、カワイイ私の弟たち。 テコテコと小さな体を一生懸命動かしてこちらに走ってくる。 「久しぶり~」 笑顔でカワイイ弟を出迎えると、 その後ろにはお母さんの姿。