仮にも龍斗は芸能人だし、 私たちのことばれたらダメだと思うんだよね。 マネージャーさんは知ってるみたいなんだけどね。 「ねぇ、龍斗毎日会いに来て大丈夫なの?」 そっと不安をぶつけてみる。 「おう!いつも加恋に会うために早く仕事してきてんだぞ!」 少し自信ありげな表情で私をみた。 「でも、それムリしてない?」 龍斗から目を逸らして海を見た。 少しずつ本音を言えるようにはなってきたけど、 まだ少し緊張するんだよね。 「俺がムリしてるように見える?」