ートントン




「はい」




「加恋、元気だった?」




「うん。て、昨日もきたよね?」



「あ、そっか」




そんな何気ないやり取り。




うふふって笑うと、




龍斗も笑ってくれる。



この空間が、雰囲気が大好きなんだよね。






あの日から毎日のように病院に来てくれるようになった。




嬉しいことなんだけどね。





ムリしてるんじゃないかなって、ちょっぴり不安になる。