TAKARAMANO





「じゃぁぁぁん!」



「....はぁはぁ.....」



息を切らしながらも前をむくと、
すごくすごく、綺麗な世界があった。
うわぁ.....何だこれ....





「綺麗でしょ??」


「うわぁ...こんな場所あったんだ....」




この、高くて大きい丘からの景色は絶景だった。

「うわっ、私の家も見えるっ!!!」



「すごいでしょ??」



とりあえず、私達はベンチに腰をかけた。


「侑李!!!こんな場所よく、見つけたね!!!」


「まぁね!陽菜~、春になったらさ、ここで2人でクラリネット吹こうよ」




「いいねいいね!!」


凄く気持ちいいだろうなぁ。
春風にあたりながらの練習...





「あぁぁ、早く春にならないかなぁ~侑李!!!約束だよ!!春になったら絶対に来ようね」










「もちろん!!練習沢山してさ、全国大会っ!!!」


「うん!!絶対に普門館行こうね侑李...」




「あたりまえじゃんっ!!!」