**side美織**

伊織達は、まだ帰ってこない。

どうしよう…。

あの女の子、結構可愛かったし…。

伊織の好みかもしれない。

そして、伊織が戻ってきた。

[伊織~!付き合った?(笑)]と男子。

そんな軽々しく聞かないでよっ!

とも思いつつ…気になる。

[オッケーしたよ…。]と伊織。

その瞬間、伊織と一瞬の間目があった。
でも、すぐにそらされてしまった。

やっぱ、あたしのことなんて対象外なんだね…。

もう期待するのはやめにしよう。

期待して、傷つくのはもうごめんだ。

[伊織モテモテだなぁ~!うらやましいわ(笑)]

ズキッ!胸がくるしいよ。

あたしを一人にしないで…。

伊織の隣にいられるのも終わりなんだね。