**side美織**

[あの…伊織くんいますか?]

昼休みに、違うクラスの人が伊織を訪ねてきていた。


[ちょっと~美織!ライバルじゃない?]

あたしのことを、よく知る親友の、長野莉子。

[う、うん。]

だいぶ焦っているあたし。



[伊織~客だぞー!]

いかないで…!

[おーー!]

いやだ…。

そして、その女の子と消えていった。

[伊織って、ほんとにモテモテだなぁーー!うらやましいなーー(笑)]とクラスの男子が言う。

ほんとに、伊織はモテモテ。



**side伊織**

[あたし、伊織くんのことが好きなの!よかったら、つきあってくれないかな…?]

俺は…あいつしかいない。

[ごめん、気持ちはすごく嬉しいよ。でも俺は…好きなやついるんだ。ごめんな。]

これでいいんだ。

[そうだよね…。。]

[ごめん。]

これで、終わると思った…

[もし…付き合ってくれないのなら、あたし死ぬから!]

[え!?]

突然のことにびっくりした。

[あたし本気だよ!]

俺には俺には…美織しかいないんだ。

[どうする?(笑)]

どうするって言われても…。
答えは一つしかない。

[あたしが死んでもいいんだ…!]

[わ、分かったよ!付き合えばいいんでしょ?]

[やったぁ!ありがとう!]

[でも、俺は君のことを好きになることはない。]

美織…ごめん。

[なっ!]

[そういうことで。]

ほんとに、ごめん美織…。