あなたに好きって言えたなら…


今日は、ちゃんと伊織と話して自分の気持ちを伝えようと思う。

* * * * *放課後

[話ってなに?]

少し機嫌が悪そうな伊織…。

当たり前だ、彼女を待たせているのだもの。

[大事な話だから、しっかり聞いてね…?]

落ち着け、あたし。

[あたし、昔から伊織のこと好きだった…!
伊織は、あたしのこと、恋愛対象として見てくれてなくてもっ諦めなかったの!でもね、伊織にとってあたしは、幼なじみっていうだけで
他のなんでもなかったの!]

あたし泣いてる…?

最後まで言わなきゃっ!

[でも、好きだから…。忘れることなんて出来ないんだからっ!だから、彼女なんてつくらないっきゃっ!]

抱きしめられてる?!

[俺も…美織のことがっ]

[なにしてるの!?]

声がする方を見たら…伊織の彼女が立っていた。

[いい加減にしてよ!!あたしを、だましてたの?いーわよ、もう!伊織くんよりいい人探すからっ!]

[え?]

[待たせたな…。]

ぎゅう…

[俺も最初から、美織が好きだった。美織からみて俺は、恋愛対象外だと思って諦めてたっ!
良かった…。]

[好き!!]

これからも、伊織の隣を独り占めする特権があるのは、あたしだけだからねっ!!