―次の日―
「あっ、上戸センセーだ!」
「おはよ-ございまーす♪」
「皆、おはよ!」
うぅ~ッ。
皆、挨拶してくれる!
嬉しい!
挨拶してくれるコトがこんなにも嬉しいのねっ?!(TДT;)笑
「ぁ、茉莉セーンセ!」
細やかな喜びに浸っていると、いに私の名前を呼ぶ声がした。
「ぇ? ぁ、おはよう」
「おはよー。わーっ! 近くで見るともっと可愛いねっ」
「っ?!///」
い、い今、何て言った?!
「ははっ、顔赤くして、かーわいー」
「なっ?!」
そりゃ赤くなるでしょーよ!
こ、こんな...。
こんな美少年に言われたんだから...。
「先生をからかわないの!っえーっと...」
「敦也、何してんの?」
私が頭の中で‘このコの名前ゎ何なんだ?!’と脳ミソをグルグルと回転させていると、ふいにそんな声が聞こえた。
「あ、蒼! おはよー! 今ね、先生ナンパしてたのっ♪」
な、ナンパ?!
何を言っているんだこのコは...。
「は?」
そう言って、敦也君(?)のうしろから顔を覗かせたコが言っ━━━...?!
な、何ですか?!
この美少年は━━━...?!
高校生とは思えない程、大人っぽい美少年がそこにいた。

