――翌日――



「...はぁ」



結局、昨日は兄ちゃんに全部話すハメになった...。


━━もちろん、キスのことは言ってナィ。



兄ちゃんには、『それってもう完全に“好き”ってコトじゃん?』って言われた。


はぁ...、俺が?


マジで言ってんのかよ...。


薄々は感じてたけど、まさかこんなに早く気付くとわ...。


気付きたくなかったわ(笑)



しかも禁断とか(;´・・`)



...初恋の相手が先生ってどうよ?



何か、虚しいし切ないよね。



ってかもう関係崩れそうになってるっていうね(笑)↑自分のせいだろww



「あぁ-、もぅ...」



どうしたらいいんだよ?



「何か今日は、珍しく蒼が喋るねぇ~」


「...」



仕方ねぇじゃん!!


悩んでんだよ!!



今、昼飯を敦也と屋上で食べている。



「━━で、さっきの話だけど、暁さんの言った通り、蒼は茉莉チャンのコトが好きなんだよ」


「...ぇ-、」



敦也には、昨日の兄ちゃんとの話などを一通り話した。


━━━━もちろん、キスのことは除いて。



「やっぱりな~、そうなると思った!」