‐side 蒼‐



「じゃ、また明日なー、蒼」


「じゃーねー」



教室で、俺は敦也と別れた。



「さてと、」



行きますか。


俺は、ある場所に向かって歩いた。


多分、あそこにいると思うから。






───ガラッ




「失礼しまーす」



丁寧に挨拶をすると、




───ガタンッ




と音がした。



「ぇ、ぁッ、さっきの...。」



うん、さっきの(笑)



「どうしたの? 体調悪いの?」


もう下校の時間なのに、体調悪いからって保健室に来るヤツいるかよ(笑)


しかも今日は部活ないし。



「ううん。センセーに会いに来た」



何て素直な気持ちを言ってみると━━━...。



「な、何言ってんの?!///」



案の定、赤くなるセンセ。


そうそう、コレが見たかったんだよなー。



「ん? ホントのコト言っただけだよ?」


「ふ、ふざけないでよ。今日会ったばっかでしょ...」


「別にふざけてなんかないよ? それに今日会ったとか関係なくね?」


「...っ先生をからかうもんじゃありません!!」



...って、顔真っ赤で言ったって説得力ないし(笑)