[短編]One-Way ticket~仁の場合~

それからの俺の人生は一番輝いてと思う



毎日アコと一緒に過ごして
俺たちは


いや


少なくとも俺は




この時間が永遠に



永遠だと思い込んでいた。






だから
だんだん
アコのことが見えなくなっていたんだ



近すぎて



アコは俺のだって思い込んでいて



理想のアコ像を勝手に作って
押し付けていたんだよな。