ーーー…
「ねぇ、美琴」
「なぁにー?」
「さっきさ、響也の生まれ変わり?みたいな人と出会ったんだけど」
美琴はさっきまで私の話に興味なさそうだったのに今の言葉ですぐこっちを向いた。
「えっ!?なんていう名前!?」
「確か…筒井涼かな。中2」
「筒井…涼…?あんた、筒井涼ってあの?」
「え?…そうだけど」
私の頭の中は?でいっぱい。何で涼のことで美琴はテンパるんだろ。
「へぇ。香夜、筒井涼知らないの?筒井涼は、ここらじゃ有名だよ」
…えっ!?有名って…?
「有名…?なんで?」
「かっこいいから!」
美琴は即答。美琴の目はキラキラ。
でも、言われてみればカッコいいかも。
目はぱっちり二重、鼻はスラッと高くて形のいい唇。
