体育館に行き、私たちは自分の名前が書いてある椅子に向かう。


「やった桜と隣!」

『あはは桃花はしゃぎすぎ。』


私は椅子に座る。ふと隣を見ると、男の子が座っていた。


『私神無月桜っていうんだ。貴方は?』

「・・・・」


男の子は無言だった。


私はちょっとムカついた。




「皆様、これより入学式を始めます。」

先生の声が聞こえ、ステージから、学園長らしき女性が出てきた。