『……。』 「ごめんね…。迷惑かけて」 その時確かに見た。 自分のことより 俺に迷惑をかけたかどうかで 泣いている玖薇の事を。 小さな体に大きなガーゼを 貼りながら。 傷ついた体で涙を流す。 『だから泣くなよブス…。』 ギュっと抱きしめる小さな体。