新しい学校生活に胸を踊らせている1年のなかでひなは式中一度も笑わなかった

この世界がどうでもいいような目をしてどこかを見つめていた

なぜそんな目をしてる

なぜ笑顔を見せないんだ

なぜ.....

そんな疑問ばかりが浮かんで、ひなのことを知りたいと思う自分がいることに気づいた

そして

いつか笑ってほしい……


俺に

笑いかけてほしい…

そんな思いまで抱くなんて


今まで

女なんてみんな同じに見えていた…