副社長室。 奏大がドアを開けると、創が出迎えてきた。 「副社長、おはようございます」 「…あぁ…」 「クスッ…今日の予定ですが…」 「…創」 「はい?」 「…何故笑っている?」 奏大は副社長室に入って来た時から創が笑っているのに気付いていた。 何故、創が笑っているのか、理由が分からず、奏大は眉間に皺を寄せていた。