月曜日の朝。
時刻は6時である。
花菜が奏大の携帯の着信で目が覚めたようで、ベッドでモゾモゾしていた。
僅かな振動で奏大も目を覚ました。









「奏大さん、電話鳴ってますよ」

「ほっとけばいい」

「でも…」

「そのうち鳴り止む」

「でも…」








奏大はそう言うと、また眠ってしまった。
人の携帯に勝手に出ることは出来ないため、花菜もそのままにするしかなかった。



奏大の腕の中から抜け出すと、花菜は寝室を出て行った。
そして奏大はというと、またそのまま眠ってしまったのであった。