「花菜ちん、これで最後かな?」 「はい。…あっ!」 「どうしたの?」 花菜はベッドに駆け寄ると、ぬいぐるみを抱き上げた。 「奏大さん、この子も持っていって良いですか?」 「「「!」」」 「…好きにすると良い」 「良かった」 花菜はイルカのぬいぐるみをぎゅっと抱き締めた。 そんな花菜の行動に、3人は微笑んでいた。