「副社長、いってらっしゃいませ」 「あぁ…」 何事もなかったかのように、奏大はそのまま出勤して行った。 そんな奏大の様子に、淳平は周囲に気付かれないように溜息をついた。 奏大が社内に入ると、注目の的であった。 そのルックスから奏大は昔からモテていた。 しかし、当の本人は花菜にしか興味関心がなく、いつもそんな視線や声を無視しながら副社長室に向かうのであった。