sweet memory ~奏大side~






それから奏大は仕事を終わらせると、何時ものように8時には病院へと向かった。








「花菜…ただいま…」








奏大は花菜に近付き、おでこにキスをした。
すると、花菜の目から涙が流れていた。








「……花菜?」








奏大は花菜の目から出ている涙を手で拭った。
すると、花菜の瞼が微かに動いたように感じた。
奏大は花菜が目を覚ますのではないかと感じ、必死に名前を呼び続けた。