「副社長、出勤をしたら社長室に直行してほしいと連絡がありました」 「…用件は?」 「さぁ。社長の秘書からの伝言なので、私は存じ上げておりません」 「そうか……」 奏大は不信感を抱いた。 何事もなければと、願うばかりであった。 それから創の運転で会社まで出勤をし、その足で社長室へと向かった。