「すみません…」 「何故お前が謝る?きちんと説明をしていないアイツが悪い。今日からお前は俺の家に住むことになる。籍はお前の誕生日が来たら入れることになるが、パーティーに出席するときには婚約者として一緒に参加してもらいたい」 「はい…」 「何か質問は?」 「いえ、別に…」 「そうか」 それから奏大の家に着くまで、2人に会話という会話はなかった。 運転手である、淳平は2人の様子を見て少し不安を感じていた。