3人のやり取りがひと段落したところで、副社長室をノックする音が聞こえてきた。 創が返答し、ドアを開けると、受付嬢と野上麻衣が立っていた。 「副社長のお客様をお連れいたしました」 「ありがとうございます。もう、自分の持ち場へと戻って構いませんよ」 「あっ…はい…。失礼致しました」 そう言うと、受付嬢は自分の持ち場へと戻り、この場には奏大達3人と野上麻衣しかいなくなった。