奏大たちが大学2年の頃。
昔からいつも連んでる創と淳平と、居酒屋で酒を飲んでいる時だった。








「なぁ、奏大。お前、進路どうすんの?」

「……いっつもフラフラしているお前に言われたくないな」

「うわっ、ひでー!」

「まぁ、確かに淳平はフラフラしてるもんな」

「創まで言うのかよ…。まぁ、確かに実家からは逃げてるけどよ…」

「人の心配より、自分の心配しろ。奏大は、実家継ぐんだろう?」

「あぁ…。今もたまに手伝ってるしな」

「んじゃぁ、俺は奏大の秘書として雇ってもらおうかな」

「はっ!?」








奏大は創の発言に、驚きを隠せないでいた。
それは一緒にいた淳平も同じだったようで、驚いた表情をしていた。