「花菜ちん…大丈夫だよな?」

「…何とも言えないな。倒れたという情報しかない今、何故倒れたのか理由がはっきりしていない。花菜に付き添っている律に連絡をしているんでが……あいつ着信に気付いていないのか、一向に出ない」

「そっか……」








そんな会話をしていると、安藤総合病院が見えてきた。
車が病院へと着くと、淳平は正面入り口に車を横付けた。









「俺は車を置いてくるから、お前らは先に行け!」

「ありがとう。奏大」

「あぁ」








そう言うと、奏大と創は急いで車を降りた。
花菜が運び込まれた場所を受付で聞くと、診察室まで急いだ。