それから同級生であった父親同士の話が盛り上がり、当事者である奏大や花菜はそっちのけで盛り上がっていた。 そのまま、奏大と花菜の会話があまり弾むこともなく、食事が終わってしまった。 それに見かねた創が口を開いた。 「会長、親父…。2人の会話で盛り上がるのは良いですが、この会の目的をお忘れではないですか?」 「あっ…」 「すまん…」 創の言葉に、2人は何も言えなくなってしまった。 すると、創が密かにニヤリと笑い、その場にいる全員に提案をした。