奏大がシャワーを浴びている間に、誰かが副社長室に潜り込んできた。 そう。 その誰かとは、野上麻衣だった。 野上麻衣は副社長室を見渡していると、デスクの上に携帯が置いてあるのが見えた。 携帯を取り出すと、いきなり電話が鳴った。 焦った野上麻衣はそのまま出てしまった。