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彼とメールをするようになって3週間くらいだろうか。

最初は……いつだっけ。そう、半年くらい前。

ケータイなんて普段あまり使わない私が、雑誌に載っていた占いのサイトをチェックするようになった。特に理由もない。夜、ベッドに入って眠りにおちるまでの、ちょっとした時間を埋めたかったのかもしれない。

毎日寝る前に今日一日の運勢を見る。今日の私がそこに書かれてる運勢に当てはまっているかいないか、ぼんやり一日を思い出す。それが私の日課。

占いの使い方としては間違っているのかもしれない。でもまあそうやって当てはめようとしてみると、何となくそうだったかもしれないなという気がしてくるもので、なぜか自分の一日が、それなりに意味のあるものに思えてくるから不思議だ。

そんなことがひと月くらい続いて、占いも楽しくなくなってきて、つまりは飽きてきて、そろそろやめちゃおうかなと思ったある日、見知らぬアドレスからメールが届いた。