「しかし驚いたなぁ…早紀がいるなんて」 あたしの隣に座って、笑いながら由宇が言う。 「お前国立大通るぐらい頭よかったんだ?」 失礼な奴。 高校は親の母校の私立の女子校行ったけどさ。 あたしもあんたの高校行ける成績あったのに。 「元気だった?」 中学の頃と変わらない笑顔で聞いてくる。 「まぁ…」 「てか喋るの別れて以来じゃね?」 そりゃそうだ。 元彼なんて興味ないし。