土曜が過ぎ日曜になった
私は何をするでもなく家の中でゴロゴロと過ごしていた

昼を過ぎたくらいの時間
13:00くらいだったと思う

ピンポーン
インターフォンの音が静かに鳴り渡った

どうせ何かの勧誘かセールスだろうと放置していると
ピーンポーン
再度インターフォンが鳴らされる

面倒だな...
そう思いながらも部屋を出てドアの方に向かった

「はーい
どちらさま...」

ガチャっとドアを開けた私は一瞬固まった

ドアの先...そこに立っていたのは蒼だった

「どうしたの?
とりあえず入る?」

「悪い.....」

普段の私なら絶対に中に入れなかった
だけど、目の前に立つ蒼の姿は放っておけなかった
普段の蒼ーといっても中学の頃のーからは想像もつかない顔をしていた
それはともて寂しそうな...そんな顔だった