嫌いになれなくて...

俺は作り笑顔で言った

「俺は青蘭 龍真
遙の従兄弟で今日こっちに引っ越してきたんだ
同じ学校に通うことになるからよろしくな
それと、俺小2までこっち住んでて
柚乃とも面識あんだけど、覚えてるかな?」

少し意地悪なことも一緒に...

次の瞬間遙ににらまれた
普段穏やかな奴ほどキレると怖いって言うけど
まさにそれ
けど、俺には関係ない
俺は柚乃に思い出してほしいんだ
仕方ないだろ

遙の後ろで柚乃は驚いて目を丸くしていた

俺の発言に驚いた半分
遙の怒りのオーラに驚いた半分...
いや、3:7くらいか...
本当こんな事でも遙が上...苛つく