ピアスの数は傷の数


今なら言えるよって
覚悟はできてると思ったのに


こんなに好きなのに
こんなに想ってるのに

でも貴方の前に立つと
指先が震えて
声が消えそうになっちゃうの


そしたら貴方は困った顔で
ちょっとだけ悲しい眼をしながら
私をみつめるの
優しく慰めようとするの

でもね

違うの
そうじゃないの

心が叫んでも
貴方には届かない


今なら言えるよって
覚悟はできてると思ったのに

ごめんね、こんな寒い夜に呼び出しちゃって
こんな私でごめんね