ーあの地に立つ1人の少女の物語ー

普通に考えたらおかしい…
奴隷になってしまったなら手紙をかけるわけないから…

日付を見て見るとちょうど一年前の明後日…
つまり、紅理が奴隷になってしまって訓練場で紅理と別れた日…

なんでだろう…
そう思って文を見てみた。
『万へ
元気?
私は、万に嘘ついたの。
本当は奴隷になったわけじゃないよ。
明日。
外国に行くんだって…
賢に言われたの。
だけど、万には伝えないね。
だって私は帰ってくるから。
戦争なんかに負けない。
だから、一ヶ月の間だけ待ってて。
約束だよ!
紅理より』