fine×fine 番外編集




やはり僕はこういう時に甘いものを食べたくなる。


そういうわけで僕は甘味所に来ていた。

目の前のみつ豆を一口入れるとほんのり甘さが広がる。

うん、これが好き。


ちょっと離れたところで小春ちゃんがどこぞやの誰かと話をしているのが見える。


少し羨ましいけど、僕には話しかける勇気もないし、話しかけるほど本気なんじゃない。

ん?

待って。



小春ちゃんが話してるやつって雪継じゃないか!

何とも言えない、いたたまれない気持ちになる。



そんな複雑な思いをしているにも関わらず、雪継が僕に気づきブンブンと手をふる。


少しは空気読んで欲しいな。