「ふ、ははは。わっかりやす。
そんなんわかってたよ、最初から」

「……最初から?」

「そー、最初から。
だって、興味なさそうだったもん。
俺達とかに」

「………」

まあ、確かに興味ないけども。

「だってさー、なんか、一々反応し過ぎだし。
今も、顔真っ赤。
こういうの慣れてないんでしょ?」


ばれてる。
彼には全て。


「てなわけで、俺いただいていい?」

「は?」


そう言うと、瞬は私の首元へと顔を近付けた。
ゾクっとする背中。


「や、やめてっ!!」

「何で?」

「やだ、そんな気ない!」

「そう?俺の腕を取ったのって誘ったんじゃないの?」

「はーーー!?違うーーー!違うよ!!」

「…どっちでもいいよ」

「…よ、よ…」





「「「よくなーーーーーい!!!」」」



その声と同時にガラガラっと扉がけたたましく開く。
そこにいたのは、お馴染みの三人。



チャラオーズ。
はあ、もうユニット組めよ。