LOVE School Life Ⅰ【完結】

どういうこっちゃ。
消えたよ、秋人が。


LINEの既読すらつかない。
電話にも出ない。


…何で、いきなり拒絶するんだ。

それでも、私は秋人を受け入れようと思ってたのに。
期間限定ではあったけど。


その期間が例え終わったとしても、私は秋人と笑い合いたいと思っていた。

いい友達になれるんじゃないかなって…、期待してたのに。


これは、昨日の瞬みたく昇降口で待ち伏せしかないな。
私は全ての授業を終わった瞬間、教室を飛び出した。


秋人のクラスの下駄箱前で待つ私。
一応、秋人の靴を確認するがまだある。

って事は、まだ学校にいるんだ。それは決定だな。


私は座ると、秋人が来るのを待った。


暫くして、ぞろぞろと生徒が靴を履き替えて帰宅して行く。



座り込む私を訝しげな表情で見たりする人もたくさんいたけど、それに気付かないフリをして私は秋人を待つ。
秋人だけを。