LOVE School Life Ⅰ【完結】

「平和が一番」

「……ありがと」

「え?何々?新一、好き?」

「はあ!?アホか」

「ぶはっ、そう聞こえたのにー」

「どうしたのー?そんな盛り上がって」


ケラケラ笑う結城と、怒る私。
その間に割って入って来たのは、トイレから戻って来た本間。


「愛ちん、はよー」

「おはよ、本間」

「んで、何をそんな盛り上がってたの?」

「今度、また図書館で勉強しようって言ってたの」

「ああ、いいね」


本間が椅子に座ると、頬杖をついて同調する。
更に付け加えて。



「今度は瞬も連れて行こうぜ」

「え、瞬たん?」

「何?何かマズイ?」

「……ラブの隣争奪戦が更に過熱しそうだ」

「バカか。誰でもいいって。じゃんけんしろ、じゃんけん」


全く、何でそこで熱くなるんだか。
わけがわからない。