私は真っ直ぐに家に帰ると、ベッドに突っ伏して携帯を見る。
秋人からのLINE。
【愛ちゃん、帰っちゃったよね?もう家に着いた?
やっと終わったよ!もう、先生鬼!】
可愛らしい涙マークと共に、そう送られて来てて思わず頬が緩む。
だけど、秋人にそう言った感情がないってわかってるから。
チクチクと胸が痛む。
別に秋人が誰を好きでいようが、どうでもいいじゃんね。
今はお試し恋人なんだから。
【お疲れ!もう家にいるよ。】
そう送ると、すぐに返って来る。
【やっぱそうかあー。
明日は埋め合わせとして、どっか出かけようね?】
【埋め合わせとかいらないよ、別に。
毎日来てくれてる事に感謝してるんだから】
【俺が納得いかないんですー。】
【ハイハイ】
【ベコーーーーッッ!!愛ちゃん!冷たい!
俺、冷えたよ!今凍ったよ!?】
【う る さ い】
【愛ちゃーーーーーん!!!】
よし、これは既読無視だ。



