私が図書室に入り、本を選んでいると携帯が震える。
秋人からのLINEだ。
【ごめん!頼まれゴト終わりそうになくってさ!
放課後残らないといけなくなった。
送る事出来ない。ごめんね!】
その後に、土下座して謝る可愛いスタンプが届く。
私はふふっと微笑むと、返事をした。
【わかったよー】
簡潔な可愛くない返事。
既読がついたのを確認すると、私は携帯をしまって本を持つと図書室を後にした。
今日は久々に一人だな。
つか、転校してから一人で帰るってもしかして初めて?
…わあ、貴重な一日になりそうで。
そう思いながら、午後の授業を受けた私。
後ろで何かちらちらとこっちを窺う結城は完璧無視した。
今日の授業が終わると、カバンを手に教室から一番に出た私。
後ろで何かを言う結城の声も聞かなかった事にして。
昇降口まで行った時。
そこにいた人物に目を瞠った。
「……瞬」
私のクラスの靴箱の前にいたのは、紛れもなくあの瞬だった。
瞬は私に気付くと、腰を上げて私の前に立つ。
秋人からのLINEだ。
【ごめん!頼まれゴト終わりそうになくってさ!
放課後残らないといけなくなった。
送る事出来ない。ごめんね!】
その後に、土下座して謝る可愛いスタンプが届く。
私はふふっと微笑むと、返事をした。
【わかったよー】
簡潔な可愛くない返事。
既読がついたのを確認すると、私は携帯をしまって本を持つと図書室を後にした。
今日は久々に一人だな。
つか、転校してから一人で帰るってもしかして初めて?
…わあ、貴重な一日になりそうで。
そう思いながら、午後の授業を受けた私。
後ろで何かちらちらとこっちを窺う結城は完璧無視した。
今日の授業が終わると、カバンを手に教室から一番に出た私。
後ろで何かを言う結城の声も聞かなかった事にして。
昇降口まで行った時。
そこにいた人物に目を瞠った。
「……瞬」
私のクラスの靴箱の前にいたのは、紛れもなくあの瞬だった。
瞬は私に気付くと、腰を上げて私の前に立つ。