LOVE School Life Ⅰ【完結】


「……今日、断るから。友達以上に見えないのはまじだよ」


そう私が言うと、秋人はふっと笑みをこぼす。
それからぽんと私の頭に手を置く。


「わかった。…愛ちゃん、ありがと」


どうしてだか、秋人にはきちんと伝えなきゃって思ったんだ。


「じゃあ。瞬のバイト姿、見に行こうか」

「そうだね」


どちらからともなく手を繋ぐと、私達は結城達がいる場所へと向かった。


駅前まで到着して、秋人が結城に再度電話をかける。
それから指定する場所に移動した。

コソコソ隠れてる二人を離れたとこから見つけて、思わず苦笑した。

……バレバレ過ぎる。


秋人もそれを思った様で、微妙な顔をしている。