LOVE School Life Ⅰ【完結】



「そういえば、今日寝てなかったって言ってなかった?
…悩み事?」

「あ」


私、シゲに告白されたんだ。
何だ、本当に。

転校してから、私に色々起こり過ぎじゃないですか?

秋人は何か言わないと、絶対納得しない。
しょうがない。

シゲの事、言うしかない。


間違ってもあの写真の事は聞けない。


「あの、ね」

「うん」

「…実は告白されたの」

「うん、…………って、えっ!?」


秋人は目を真ん丸にして、「まじで!?」と言いながら私の肩を掴む。
想像通りの反応をありがとう。


「誰に!?」

「…前の学校の人」

「あれ!?シゲっての!?」


おお、よく憶えてたな。
まさに、そのシゲだよ。

私が視線を逸らしたのが、肯定だと思ったのか、秋人は固まる。
それから、静かに呟く様に口を開く。