勝手にそう心の中で納得すると、そっと本棚に手を伸ばす。
アルバムっぽいのないかなあ。
指でなぞって見るけど、本棚にはなさそうだ。
と、言う事は。
勉強机かな。
整理された机の引き出し。
私は一度手を合わせて、ごめんなさいと呟くと一番上から開けて行く。
だけど、アルバムらしきものも、写真も見つからない。
プリクラとかだってない。
少しだけ諦めながら、一番下の引き出しを開ける。
そこにあったのは私の探し求めていたアルバムだった。
「あ」
それを手に取ると、逸る気持ちを抑えながら私は一枚目をめくった。
…うわ。秋人の写真だ。
中学生?少し幼い。
制服も違う。
だけど、今の秋人のカッコよさはこの頃から健在だ。
髪の毛青いのないかな~とパラパラとめくっていく。
すると、一枚の写真がはらりと床に落ちた。
…ん?
何だろう?
それを拾い、表を見る。
「………」
その写真を見て、私は頭が真っ白になった。
えと。
…えっと。



