「……」
「瞬、おはよ」
「……ん」
まだ頭が働かないのか、半目のままぼーっとしてる。
一度、大きく欠伸をしながら背伸びをすると瞬は立ちあがった。
「んじゃ、俺行くわ」
「おう」
「明日は学校来るだろ?」
「…ん、多分」
「ええ。久々合コン行こうよ」
「…結構、コレでお腹いっぱい」
「羨ましいな、オイ」
頭をぼりぼり掻きながら、瞬は気だるそうに襖を開けると出て行く。
瞬が行った後、結城と本間は顔を見合わせている。
「…よし、行くか」
「だな」
「え」
秋人はどうするんだ。
そう思って、二人の顔を交互に見る。
「あっきーはラブが連れて来て」
「愛ちんがいないと寂しがるだろうし」
「……了解」
なるほどね。
そう言うことね。
わかりました。
まあ、ここで皆がいなくなったら秋人、悲しむもんな。



