「ねえ、今日あっきーの家に行こうよ、ラブ」
「え?」
「暇でしょ?」
暇でしょって失礼な。
まあ、確かに暇だけども。
「俺も行くから行こうよ、愛ちん」
いや、本間行くから行きたいっていう風にはならないんだけども。
…ま、いっか。
「うん、秋人がOKって言ったらね」
「言うでしょ。普通に」
「何、その自信」
「あー俺も言うと思う」
何、本間も一緒に。
わかんないじゃん。ダメかもしれないじゃん。
そう、思ってたけど。
次の休み時間、結城がそう提案した後。
「うん、おっけーだよ」
だなんて、簡単に返事をする秋人がそこにいた。
ああ、そういえば…家においでとかなんとか言ってた様な。
秋人が断るわけないか。
予定ない限り。
放課後、秋人の家に行く事が決まった私達。
その後、授業を真面目に聞こうと思った私だが。
昨日の睡眠不足が今睡魔として襲ってくる。
流石に…一睡もしてないから、この誘惑に勝てない。
私は机に突っ伏して、寝てしまっていた。
気付いたのは放課後。



